ベーシックインカム導入国の一覧と実態。スイスは?フィンランドは?

      2016/06/13

 

● 現在ベーシックインカムを導入している国

・ありません。

 

 

ただし、オランダ第4の都市ユトレヒトで、2016年1月からテスト導入が開始。

プロジェクト責任者のニエンケ・ホースト氏は、

「受給者が仕事を探さなくなるという意見もありますが、それは実験によって明らかになる」「私たちは、多くの人たちの幸福度が多少増し、そして最終的に仕事を見つけるようになると考えています」と話しています。

 

 

● これまでにベーシックインカムをテスト導入したことのある国は?

・カナダ

・ナミビア

 

ただし、いずれも一部地域のみ。
(カナダはドーフィンという町、ナミビアはOtjivero-Omitara村)

似た制度の社会実験は、アメリカ、インド、ブラジル、ウガンダでも行われています。

 

 

● テスト導入の結果はどうだったの?

 

[カナダ、Dauphinのケース]

・働く時間が全体的に短くなった

・子育ての時間が多く取られるようになった

・学校などにいる時間が多くなった(勉学に集中できるになった)

・病院に行く頻度が減った

・メンタルヘルスに関連した苦情件数が減った

 

 

 

[ナミビア、Otjivero-Omitara村のケース]

・進学率が40%だったところ、ほぼ100%になった

・起業が増えた

・売春が減った

・犯罪が減った

・村人が自主的にお金の使い方を議論する委員会を設立

・アルコールの購買をコントロールしようとする運動が起こった

 

 

こう見ると2つとも、割と良い結果が出ているように見えますね。

ただし、これらはいずれも短期間の結果。(カナダは5年、ナミビアは2年)
長期になるとどうなるかは未知数です。

ただ短期に限定するなら悪くない……のかも?とは思いますね。

 

 

● 導入の動きのある国

・フィンランド(月に約10万円を全国民へ支給するかどうか、2016年の11月までに正式に提案され決定される予定)

・スイス(約30万円を月に一度支給するかどうか、2016年の夏に決定)http://blogos.com/article/158030/

 

 

 

 

● 個人的な意見

私自身は、ベーシックインカムは物凄く良いことだと思っています。(コストなどの財源問題はここでは考えません)

 

様々なメリット、デメリットも議論されていますが、私の感じる大きな利点の1つに、「人のためにならない仕事がなくなる」ということがあります。

 

「家族や親しい友人には話したくない」と本人が思っているような、後ろめたい……社会のためというよりは会社のため、という仕事も世の中には多数あります。

 

しかし「人より金のため」というような仕事が、ベーシックインカムの導入によって「どうせ最低限、生きていけるだけの金はあるんだから、世の中のためになる仕事をしたい」と、多くの人が思うことにつながると思っています。

 

 

よって私は、個人的に他国の導入実験の結果が非常に楽しみな一人です。

もちろん、上手くいかない可能性も高いので、簡単に導入に踏み切るのは早計でしょうが、興味深い実験の一つだとは考えているわけです。

 

 

参考:

フィンランドでベーシックインカム導入と“誤報” 実際の進ちょく状況は?

Y Combinator Wants to Study Universal Income. Here’s Where It Can Start.

 

 

働かなくても最低限のお金がもらえる「ベーシックインカム」構想が実現すると何が起きるか現実の都市でテスト

ナミビアの貧困村で行われたベーシック・インカム支給の実験について

※為替レート 更新: 02/02/2016 19:32 UTC






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