三池崇史監督の映画はつまらない?全作品のYahoo評価、批判と魅力を紹介

      2016/06/14

 

現時点において公開されている三池崇史さん監督の全映画作品について、ネットの声や評価を掲載してみました。

 

ネットの声だけで見れば、
三池崇史さんの監督作品については、評価がかなり分かれています。

 

かなり高い評価を受けていたり、酷評されていたり。

 

金集めはうまいが監督としては二流以下だとか、暴力的な描写が素晴らしいだとか、頭がおかしいだとか・・・

本当に賛否両論。

 

海外の有名な賞を取る作品でも、日本では低く評価されていたり、なんてこともあるんですけども、とりあえず!

日本人が見る感想で一番母数が多いのはYahooの映画評価レビューだろうと思われますので

現在公開されて評価されている70作品について…

 

Yahoo映画の全作品の評価

 

評価まとめ

 

Yahoo映画での評価では70作品の平均で3.00!

 

内訳は、

【評価2未満】    6作品 (8.6%)
【評価2~3未満】 21作品 (30.0%)
【評価3~4未満】 38作品 (54.3%)
【評価4~5】    5作品 (7.1%)

 

ということで、6割以上の作品が評価3以上

残りの4割近くが3未満のということなので、評価にはバラつきがあるようですね。

 





 

それぞれの映画作品タイトルと評価

 

 

【評価2未満】6作品

1.00点 仁義なき野望2 (1997)
1.00点 蘇える金狼2 復活篇 (1998)
1.00点 FAMILY (2001)
1.00点 WARU ワル (2006)
1.67点 熊本物語 (2002)
1.80点 殺し屋1 THE ANIMATION (2002)

 

【評価2~3未満】21作品

2.00点 岸和田少年愚連隊 望郷 (1998)
2.00点 サラリーマン金太郎 (1999)
2.26点 アンドロメディア (1998)
2.36点 岸和田少年愚連隊 血煙り純情篇 (1997)
2.37点 龍が如く 劇場版 (2007)
2.45点 IZO (2004)
2.46点 神さまの言うとおり (2014)
2.48点 極道大戦争 (2015)
2.55点 妖怪大戦争 (2005)
2.60点 交渉人 (2003)
2.69点 喰女-クイメ- (2013)
2.71点 ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲 (2010)
2.72点 着信アリ (2004)
2.81点 逆転裁判 (2011)
2.87点 美しい夜、残酷な朝 (2004)
2.87点 土竜(モグラ)の唄 潜入捜査官 REIJI (2014)
2.88点 悪の教典 (2012)
2.90点 DEAD OR ALIVE 2 逃亡者 (2000)
2.93点 極道戦国志 不動 (1996)
2.94点 藁の楯 わらのたて (2013)
2.95点 SABU さぶ (2002)

 

【評価3~4未満】38作品

3.00点 第三の極道 (1995)
3.00点 極道黒社会 RAINY DOG (1997)
3.00点 BLUES HARP (1998)
3.00点 DEAD OR ALIVE FINAL (2001)
3.00点 金融破滅ニッポン 桃源郷の人々 (2002)
3.00点 探偵物語 (2007)
3.04点 忍たま乱太郎 (2011)
3.05点 スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ (2007)
3.06点 地球で最後のふたり (2003)
3.11点 隣人13号 (2004)
3.14点 許されざる者 (2003)
3.15点 ホステル (2005)
3.17点 FULL METAL 極道 (1997)
3.19点 殺し屋1 (2001)
3.21点 ヤッターマン (2008)
3.25点 太陽の傷 (2006)
3.27点 恋の門 (2004)
3.29点 漂流街 THE HAZARD CITY (2000)
3.29点 ゼブラーマン (2003)
3.30点 46億年の恋 (2005)
3.33点 実録・安藤昇侠道(アウトロー)伝 烈火 (2002)
3.39点 新・仁義の墓場 (2002)
3.45点 一命 (2011)
3.45点 愛と誠 (2012)
3.46点 オーディション (2000)
3.49点 インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~ (2005)
3.50点 新宿黒社会 チャイナ・マフィア戦争 (1995)
3.50点 荒ぶる魂たち (2002)
3.52点 神様のパズル (2008)
3.57点 鬼哭 KIKOKU (2003)
3.59点 中国の鳥人 (1998)
3.63点 十三人の刺客 (2010)
3.67点 ビジターQ (2000)
3.69点 日本黒社会 LEY LINES (1999)
3.69点 極道恐怖大劇場 牛頭(ごず) (2003)
3.73点 天国から来た男たち (2001)
3.75点 DEAD OR ALIVE 犯罪者 (1999)
3.80点 風に立つライオン (2015)

 

【評価4~5】5件

4.00点 カタクリ家の幸福 (2001)
4.00点 クローズZERO (2007)
4.00点 クローズZERO II (2009)
4.33点 大阪最強伝説 喧嘩の花道 (1996)
5.00点 俺達は天使(カタギ)じゃない (1993)

 

というように、新しい作品も古い作品も評価にバラつきがあります

 

そして当然、評価がごく少数の場合には偏った意見が反映されている場合があり得ますので、一概に「世間の評価」と言えない面もあります。
監督作品数でいうと、既に80本以上撮られているそうですから、
ある程度の評価のバラつきは仕方ない気もしますね。

 

作品数は、31歳で監督デビューされて以来、徐々に毎年増え続け、2002年7本というのがピークで、その後は減って、昨今は2本程度です。

しかし現在はテレビドラマや舞台なんかも手掛けてらっしゃって、相変わらず活躍の場は幅広いようです。

→ 最新の作品と評価リスト – 三池崇史 – 人物 – Yahoo!映画

 

 

インタビューの声から見る人物像(独断)

 

当然ですが、私は個人的にはお会いした事などありませんので、三池崇史監督の情報を知る機会は、インタビュー記事などに頼ることになります。

 

そういった情報をいろいろ読んだ上で、私が勝手に独断で統合したイメージについて述べさせていただくと、まず、「素晴らしい哲学をお持ちの方だな」と思いました。

シンプルに、映画そのものについての見方にも良い影響を頂きました。

 

(※今後、あまり映画のテクニック的な話ではなく、人間としての考え方とか、抽象的な感想に終始しますのでご堪忍下さい!)

 

 

 

三池崇史監督は米「TIME」誌が2007年に「これから活躍が期待される非英語圏の監督」として10位に選出されましたし

やはり世界的な評価を得る人物なだけのことはあるなぁ、と、インタビュー記事を通じて知った監督の考え方について個人的に感服しました

 

 

まぁ、三池崇史監督ご自身はお高く留まるところもなく

 

そもそも映画界は、自分の手に負えないもの(笑)。現状とかよくわからない。そもそも映画界って何? って感じですから。

 - 映画『十三人の刺客』役所広司、三池崇史監督 単独インタビュー – シネマトゥデイ

 

ということらしいですけども(笑)

 

 

 

 

持って生まれた自分の「流れ」を大切にする

 

素晴らしいと感じたのは

三池崇史監督ご自身、なんでも目の前に来たものをチャンスと捉え、大切になさっている点です。

 

来た依頼は基本的にはなんでも受ける。
ジャンルや、予算さえも気にしないというか、むしろそれを今、自分にとって大切なものとして捉えるように常に前向きに考えており、現状の自分の器で「やらない」というような判断をすることは無い、と。

来た話にたいして、作品にできるのであれば全部していく、という態度こそが本来的だ、というようなことを言われています。

 

 

このような「目の前にあるものが、今、自分に必要なもの」という考え方は歴史上の多くの名言にも登場する考え方です。

私はこういうポジティブな捉え方をする人は無条件に尊敬しちゃいます。

→関連記事「とくめい名言集

 

 

監督としてデビューされて以降、30年近くも三池崇史監督はずっと、あれがしたいこれがしたいと、コロコロと自分を変えているわけでもなんでもなくて、

 

ご本人としては、ずっと、必要とされ、やって来た依頼をこなしている中で、全力で作品に力を込めて、世の中に生み出し続けているということでしょうね。

 

個人的には、とてもカッコいい仕事のスタイルだと感じます。

 

 

そういった姿勢には、一部の批判にある、金が集められればどんな作品でもいいという拝金主義的なところは全く感じられませんでした。

 

 

むしろ協賛などを得てきちんとマーケットに存在できるような、資本主義の最低限のマナー(?)というか、

請け負う依頼に対する仕事としての側面はキッチリこなすが

 

それでもその中で本当に自分が撮りたいものを撮る、という、芸術家としての魂のようなものは核に据えて考えていらっしゃると感じました。

 

以下のインタビューの答えからもそれを感じられます。

 

 Q.「自分は面白くないけど客が入る映画」と「自分は面白いけど客が入らない映画」どっちがやりたいですか?

「やっぱり、自分が面白い方だね。自分が面白いことをやって、失敗したり成功したりしながら、いろんな人と出会って、思いもしない物を作るチャンスをもらったりとか。だから、自分で作品を選んだりしないようにしてる。流れがあると思うですよ、きっと。持って生まれた、それぞれの。それをいろいろ考えて、流れを自分の思うように変えようとした時に、うまくいかなくなるということが起こるんじゃないかなと」

 -予算800万でも断らない?三池崇史監督が仕事を選ばない理由がカッコイイ – iroiro.jp

 

 

 

 

トラブルをすぐに「チャンス」と捉える

 

 

私が一番すごいと感じたのは、想像よりも役者の演技が下手に見えた時の三池崇史監督の考え方です。

 

下手な演技を見ると、むしろ、この人にしか出せない物が出るのではないか!?と、逆に楽しみになったりするらしいのです。

これは生活の様々な面で応用できそうな、大いに学びたい考え方だと個人的に思います。

 

 

 面白いじゃないですか。思ったより下手だったりすると『でたっ!』って思う。時間ギリギリで、この人にしか出せない物が出るんじゃないか?と楽しみになる。

 -同上(予算800万でも断らない?三池崇史監督が仕事を選ばない理由がカッコイイ – iroiro.jp

 

 

私たちは普段、日々の思い通りにいかないことについて、

 

すぐに「どう排除しようか?」と、鼻っからネガティブなものとして、ストレスの原因として捉えてしまいがちですけれども

 

監督は映画にとって非常に重要な、役者の演技についての一見、ネガティブに見える要素に、ポジティブな要素を見出そうとする姿勢というのを心がけているわけじゃないですか。

これはなかなかできる考え方ではないと思います。さすが一流の方、と。
そしてこういった考え方に行き付いてらっしゃる根底にあるのはやはり、自分の運命のような、定めのような、「流れ」を大切にされていることなのでしょう。

 

 

ちなみに、天候によって撮影を中止するというのも、ほぼ皆無らしいです。

(80作品撮って、天候トラブルで撮影が出来なかったのは1日だけとか。)

雨が降ったなら、雨がふるべくして降ったんだから、むしろそれを活かして雨の中で撮影しちゃおう、というようなお考え。

 

 

自分の器で選り好みをせずに、向こうからきたものの中で最大限に生きてやろう、というような心的パワー。

 

だからこそ、そのエネルギーが愚直に、人類史上稀有な暴力的描写を生んだりする作風にもつながっているのではないでしょうか?

 

 

アメリカの有料放送チャンネルにおいても不合格になってしまう描写って、どんなだよ↓(笑)

 

2006年にはアメリカのケーブルテレビ局Showtimeが企画した、ホラー映画の巨匠13人によるオムニバステレビシリーズ『マスターズ・オブ・ホラー』の第1シーズンに、日本人唯一の参加を果たした。しかし、実際に三池が製作した『インプリント〜ぼっけえ、きょうてえ〜』(原作・岩井志麻子)はアメリカのテレビで最も表現規制が緩いとされる有料チャンネルの放送コードにさえ引っ掛かってしまう内容のもので、北米での放映は見送られることとなり、話題となった。

三池崇史 – Wikipedia

 

3.5くらい評価のある作品だし、そのうち見たい。

インプリント ~ぼっけえ、きょうてえ~ – 作品 – Yahoo!映画

 

 

賛否両論は歓迎すべきこと

 

また、三池崇史監督からすると、人の評価についても、良い評価をされることだけが全てだともそもそも考えてらっしゃらないようで、

 

僕は賛否両論というのは映画にとってすごくいいことだと思っています。

 - 映画『一命』市川海老蔵&三池崇史監督 単独インタビュー – シネマトゥデイ

 

とのこと。

 

 

そりゃあ、運命に対しても、自然に対しても寛大な、というより、感謝を忘れずにそれをすべてチャンスととらえて活かそうと考えてらっしゃる方ですから

 

当然に、人がどう評価するか、というのはすべてそれぞれの人に委ねてらっしゃるということでしょうか。

 

これは私の憶測ですが

 

三池崇史監督はきっと

「全ての人が納得して評価するような映画なんて無い、そんなものはむしろ、それぞれの人が自分の運命を尊重し生きている限りあり得ない。

評価基準、感動のポイントも人それぞれバラバラにならざるを得ない」と考えていて

 

その全員の評価、全員の感動があり得ないところにしかし、

より多くの人がギリギリに許容される感性の限界にまで達するように作品を作ることこそが面白いと考えているのかな、と感じました。

 

 

要するに、良くも悪くもエネルギッシュに伝えたいものを伝えようと限界まで迫っていれば、

より多くの人の感動にも自ずと届くだろうし、そうやるのが一番面白い、と考えているのかな、と。

 

 

そうだとすると、「ロボホン」の開発に携わってらっしゃるロボットクリエイター高橋智隆さんと共通する考え方かな、と思い出しました。

→関連記事「市場ではなく、感性があくまでも主軸。マーケットは感性が引き寄せる?

 

 

そしてそれが賛否両論こそ良しとする心的態度のあり方なのかな、と。

あくまで勝手な憶測ですが。

 

 

 

何にせよ、自己満足で終わっていないレベルだからこそ次々に仕事が舞い込んできているのですから、単純に尊敬します。

 

 

 

役者の自然な能力を信頼する

 

 

撮影現場においては、自分色を出せるだけ出すため空気を支配するのではなく、むしろ役者の能力を信頼し、自然体が出せるようにするようです。

 

どういう演技が良いかとか、もちろん大まかな想定は頭にあるわけなんでしょうけれども

それ以上に役者がその役者の個性で演じたところに、一番良いものが生まれるということも信じてらっしゃる様子。

 

 

撮影現場において、空気をコントロールするために、役者に対して演技ででも切れたりするような監督もいる一方、

 

支配するというよりは真逆で、

どんな役者も緊張せずに自分色が出せるような雰囲気に持っていこうと常に考えてらっしゃるようですね。

 

 

見た目は少々怖い気もしますが(笑)

 

 

数々のインタビューでも、若い役者の方々がリラックスしている様子。

何を言ってもいいという安心感を三池崇史さんは抱かれているのだな、と感じました。

 

 

 

人間は緊張状態においては、それまでに訓練したことしか発揮できないが

リラックス状態では、その場で創造性を出せる、という人間の本質を、よくよくご存じなのだろうと思います。

 

 

 

勝手な個人的感想まとめ

 

三池崇史監督の数々の言葉を自分なりに理解しようとするときに、映画に対する自分の見方も少し変わったような気がします。

 

いつも私の映画の見方は、「はい、感動させてね」みたいな受け身である意味、漠然と見ていただけでした

私が思ってもみないような意図が実はこめられていたりするようなこともあるのだな、と。
例えば私はあまりアクション映画などよりはサスペンスの方が好きなのですが

しかしアクション映画だからこそ込められる「人間の生理的危機状態における魅力」など、これまでそんなところがどれほどの意図をもって描かれていたのか、あまり考えることなく、どこか「もったいない」見方をしていたのではないか、と感じました。

 

当然、Yahooの映画評価をする際にも、人は結局は自分が感動しなきゃ評価は低いんですけど、その人がそもそもどこまで「評価できた?」っていう話でもあるわけですよね。

 

簡単な例でいえば、難しい内容の映画を幼稚園児に見せたら、きっとみんな評価は低いわけですから、

見る側も、一見、陳腐にさえ見える場面に対しても、アンテナを張ってみると、実は感動は深まるかもしれないと思いましたね。

 

 

「この場面は、関わった人々の運命ぜんぶ背負って、それに魂を吹き込んだ三池崇史監督のような人がいて、成立しているんだなぁ」と。

 

 

まったくわからないですけど

三池崇史監督だって人間ですから、あると思うんですよきっと。

 

「マジか~そうかぁ、よりによってあの漫画を映画にする依頼がきたのかぁ」とネガティブに最初、感じてしまう瞬間くらいあると思うんですよ、憶測ですが(笑)

 

 

でもそれを楽しんでしまおうとして、しまいには人々を巻き込んで楽しませてしまう作品にしてしまうわけでしょう?

これは、芸術家だの職業人だのビジネスマンだの主婦だの、関係の無い、人生に対する態度の教訓ですよね。

 

 

暑いだの寒いだの、もちろんあるけど、それを楽しむことはできないの?むしろ逆に、みんなを楽しませてあげられないの?という考え方

 

 

いやー「バリバラ」というNHKの番組への出演の関係で、気になって調べてみたんですが、かなり人として勉強になりましたね。ありがとうございます。

 

 

これは、三池崇史監督の作品なにかまた1つ見たくなりましたね私は。

 

2016年4月29日には、テラフォーマーズという監督の最新作が公開されるようなので、楽しみにしています!

 


→ 映画『テラフォーマーズ』公式サイト

 

アイキャッチ画像はwikipediaページより転載させて頂いています。






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